店舗アドバイス相談会の内容
市場全体が深刻な人材不足に陥り、企業の採用基準が低下する中、人員および教育不足により現場経験の乏しいエリアマネージャー、フロア担当者が増え、現場の虚弱化が進行しています。
店長が「いくら頑張っても数字に届かない」、「何をどう頑張って良いかわからない」と悩んでいても、エリアマネージャー、フロア担当者の経験やスキルが不足しているため、店長に効果的なアドバイスができず、一人思い悩む店長が急増しているのです。
クリエイティブアルファの店舗アドバイス相談会では、業界における長年の現場経験、マネージメント経験を持つショップアドバイザーが店長・スタッフ・エリアマネージャー・フロア担当者の悩みを聞き出し、解決方法を本人の中から引き出します。
相談会終了後は、店舗毎に相談会の内容、ショップアドバイザーからのアドバイス、エリアマネージャーやフロア担当者宛のアドバイスをまとめ、今後の店舗指導に活用できるような成果物として統括している各施設や企業の担当者に提出します。
店舗アドバイス相談会の一番の特徴は、現場を最重要視し、現場で答えを出すことにあります。現場の要である店長の悩みを解消し、モチベーションの回復を図ることを目的としています。
店舗アドバイス相談会の流れ
選抜店舗の確定
店舗アドバイス相談会を受ける店舗を選抜します。店舗数については貴社のご要望に合わせて1店舗からでも承ります。店舗アドバイス相談会の告知チラシや相談会申込書は、事前に弊社にて準備いたします。
アンケートの収集
店舗アドバイス相談会を受ける店舗は、事前にお店づくりやスタッフ指導に関して、現状困っていることや欲しいアドバイスなど、アンケートにご記入いただき提出して頂きます。なお、悩みや問題点が明確になっていなくとも店舗アドバイス相談会を受けることは可能です。
相談会のスケジュール調整
店舗アドバイス相談会を受ける店長やスタッフのシフト調整をおこない、店舗アドバイス相談会の実施日を確定します。時間は1店舗あたり30分を予定しています。
相談会の実施
各店舗にてヒアリング・アドバイス・指導をおこないます。エリアマネージャーやフロア担当者と共に店舗をまわることも可能です。
報告資料の提出
各店舗で実施した指導内容、エリアマネージャーやフロア担当者宛のアドバイスをまとめ、今後の店舗指導に活用できるような成果物として、統括している各施設や企業の担当者に提出します。
店舗アドバイス相談会のフィードバック資料の例
アパレル○○モール店（○月○日10:30～11:00に相談会実施）
事前アンケート内容
①店頭入口から見た時のカラーや柄のバランスの取り方が知りたい。
②お客様にとって、手に取りやすい什器や売場とは何かが知りたい。
③滞在時間を長くするための工夫の引き出しが欲しい。
現場アドバイス内容
①に関して、ファッション店舗が多い中央噴水広場から西入口方面への流れがお店の立地上強いので、いかに「お客様がパッと見て足を止めていただけるか」をポイントに、外側のボディやフェースの第一印象の重要性や、ボルドー色やカラシ色もアクセントカラーとして視覚的に効いていることをお伝えしています。
②に関しては、お客様の目線は左から右へ動きやすいこと、ラックの適切な高さ、ゴールデンゾーンや棚のレイアウト等についてアドバイスしました。アドバイスをする際、お店の平面図のラフスケッチをその場で描きながらレクチャーしました。
③に関しては、アイキャッチとゾーニングのアプロ―チを中心にアドバイスしました。外側のボディや店舗正面から見て左側のモニタービジュアル等からお客様が入店され、その後「先に何があるのかな？」とわくわくするようなコーディネートやポイントプレゼンテーション、そしてゾーニングを仕掛けることでの滞在時間拡大について解説しました。
本部の店舗ご担当者様へ
スタッフの動きが良く、店長の日頃のアクションやご指導の成果が見えました。お店づくり自体は、ブランドイメージ含め非常に丁寧にまとめられている状態でとても好感が持てました。その反面、その丁寧にまとめられている状態が逆にインパクトの弱さになってしまうことが懸念点です。年末年始のお客様が多い環境と、ボリューム品揃え期には注意が必要です。フロアラウンドの際は是非○○○○側からのお客様の目線で「思わず見てしまうビジュアル」になっているか、に重点を置いた店舗ラウンドをオススメします。
アクセサリー○○ファッションビル店（○月○日11:30～12:00に相談会実施）
事前アンケート内容
①什器が少なく、立体感が出せないのと、すっきり見せたいけど逆に寂しく見えてしまう。
現場アドバイス内容
第一印象としては、本部の華やかさが影を潜め、店長の言うとおり「寂しく見えている」状態でした。売上構成比でピアスが50％を占めているのは、ピアス面はボリューム感、レイアウトの流れもしっかり作りこまれているからですが、逆にヘア物とネック物が数字を取ることができず、売上の分母自体を小さくしている点などをご指摘させていただきました。
○○○○における「面で見せるのは得意、立体で魅せるのは苦手」感が出てしまっている状況でしたので店前を通るお客様に「店内のお買い物の楽しさを演出するためのキャッチ―な店頭づくり」を中心にアドバイスしました。近隣の○○○まで同行いただき、ヘア物へのお客様が群れを成して食いつくシーンを見ていただき、現状のコーナーづくりを、ヘア物前面展開への移行策としてアドバイスしました。流れとしては前面ヘア→中島トレンド→奥島石物そしてカウンターそばの右奥にパール物の流れなどをご提案しています。
本部の店舗ご担当者様へ
オープンしてから比較的浅い店舗ではありますが、アクセサリーショップという業態に関してはアパレルトレンドに対して一歩先程度の視点の持ち方がベストです。スタッフ達には積極的なトレンドリサーチ（海外のトレンド、セレブ情報や近隣の人気アパレルショップなどの情報収集）を促し、1人1人が個々で態度を常に高めていけるような社内風土を本部側もつくっていける流れが理想的です。
ダイナーズ飲食○○駅店（○月○日13:00～13:30に相談会実施）
事前アンケート内容
①表情の固いスタッフが数名いることから、少しでも良くして全体の底上げをしたい。
②店内カウンターのガラスショーケースの見せ方について相談したい。
③地上の壁面ウィンドウの活用について相談したい。
現場アドバイス内容
事前アンケート内容を中心に進行しました。キッチンスタッフが特に気になる、ということではありましたが、全体の底上げ案としてご提案しました。「1日何人挨拶する」等、小さいことでもいいので、キッチンスタッフ含め全スタッフを対象に「1人1人CSアクション目標を設定して実践強化する」という作戦をアドバイスしています。
②の店内カウンターのガラスショーケースに関しては、現状ストックとしてもフル稼働しているので、ケーキ類などの食材が陳列してある右側に関してはもう少しお客様が見る、選ぶ、を前提とした「見た目のキレイさ」を追求いただき、左側に関しては円状の樽蓋をずらっとダイナミックに並べる「魅せるストック表現」を中心にアドバイスしました。
③の地上の壁面ウィンドウの活用に関してですが、クリーンネスはご指摘させていただいた上で、2階のお店の楽しさがイメージ的に伝わるような「ワインボトルをズラッと大量に並べ、イタリアンレストランのピザ焼き用具やプロの調理器具等を陳列演出」というアイデアを提供しました。
本部の店舗ご担当者様へ
③の地上ウィンドウ見直しは「お店の場所が元々わかりにくい」という背景を考えると効果的な集客の仕掛けになる可能性が高いので、見直しをご提案します。今後は、今回課題として設定させていただいたお客様に対するCSアクションに対する進捗や状況等についてヒアリングいただく中で、必要なサポートやご指導等を実施いただけるような現場フォローをオススメします。
クリエイティブアルファの店舗アドバイス相談会について関心がある方はお問合せフォームよりご連絡ください。課題・ご要望などをヒアリングさせていただき、店舗アドバイス相談会の企画書を作成させていただきます。企画書の作成は無料で承っておりますので、まずはお気軽にお問合せください。
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